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三陸の海はおいしい。
変遷する時代のニーズを捉え、
新たな食文化の創造を
マルダイ長沼は、三陸海岸南端の牡鹿半島でかきの養殖・製造・産地直送販売を行う水産加工メーカーとして、昭和40年(1965年)に創業しました。
当時、産地直送という流通形態はまだ一般化していませんでしたが、当社はいち早く国内最大の消費地・首都圏へ目を向けていました。昭和52年(1977年)には、東京に営業拠点を開設し、メーカーと商社の機能を併せ持つ2拠点体制の水産食品企業となって現在に至ります。
昭和から平成にかけては、流通革命や加工技術の進化、食品産業の多様化、食生活の欧米化など、日本人の食を取り巻く環境が大きく変化する時代でした。水産業においても、国内漁獲量の減少、国際市場での需要急増に伴う水産物輸入競争の激化など、状況が目まぐるしく変化しました。
とりわけ、食の安全に対する意識の高まりは、食品業界に大きな変革をもたらしました。東日本大震災という危機にも直面し、食の安全確保は国民の総意となっています。
こうした変遷の中で市場ニーズに応えながら、当社は常に「食の新時代」について考えてきました。現在は、かきと並ぶ主力製品のめかぶをはじめ、三陸産の海産物を幅広く手がけており、加工技術や配送システムの革新に努め、新たな製品づくりへのチャレンジを続けています。
震災の津波で牡鹿半島沿岸は大きなダメージを負いましたが、地域が力を合わせて立ち上がり、美しく豊かな海を取り戻しました。当社も平成29年(2017年)に最新設備をそなえた新工場を設立し、さらに生産能力を向上しています。
創業から半世紀以上の歩みを経て、令和の時代を迎えた今、これまでの経験と実績を最大限に活用して、新たな食文化の創造に貢献していきたいと願っています。